はじめに
「日本人の配偶者等ビザを保有しているが、3年間無職の状態が続いている…このまま在留期間の更新はできるのか?」このような不安を抱える方へ、審査の基準と具体的な対応策を解説します。出入国在留管理庁のガイドラインを基に、無職状態でも許可を得るための重要なポイントを整理しました。
配偶者ビザ更新の基本要件
日本人の配偶者等ビザの更新審査では、以下の3点が主に問われます:
- 婚姻の真実性(偽装結婚でないこと)
- 生活の安定性(経済的に困窮しない状況)
- 婚姻の継続性(関係が持続していること)
無職状態が問題となるのは「生活の安定性」の部分です。ただし、「無職=不許可」ではなく、代替的な安定材料を示すことで対応可能なケースがあります。
3年間無職の場合の審査ポイント
1. 無職になった経緯の説明
病気・育児・リストラなど「やむを得ない理由」を客観的に証明する必要があります。例:
- 傷病手帳や診断書(病気の場合)
- 退職証明書(会社都合の退職)
2. 経済基盤の代替証明
以下いずれかで生活費をカバーできることを示します:
方法 | 必要な資料例 |
---|---|
預貯金 | 通帳の写し |
親族支援 | 扶養誓約書+支援者の収入証明 |
就労見込み | 内定通知書や職業訓練受講証明 |
3. 婚姻関係の継続証明
- 同居証明(住民票)
- 共同生活の写真(旅行や行事参加の記録)
- 第三者からの身元保証書
要注意!NGパターンと対処法
リスクが高いケース
- 無職理由の説明がない
- 貯金が50万円未満で親族支援もない
- 婚姻関係に疑義(別居状態など)
対処法
- 説明書の詳細化:収入源断絶の経緯を時系列で記載
- 就労計画の提示:ハローワークの求人票添付
申請手続きの流れ
- 必要書類収集(3ヶ月前から準備)
- 配偶者の最新戸籍謄本
- 直近の住民税課税証明書
- 理由説明書作成(A4用紙1-2枚程度)
- 地方出入国在留管理局へ申請
※ 平均審査期間:2-3ヶ月
まとめ
3年間の無職状態でも、「なぜ働けないのか」「どう生活を維持するか」を明確に説明すれば更新の可能性はあります。重要なのは:
- 客観的証拠に基づく説得力のある説明
- 代替的な経済基盤の証明
- 婚姻関係の継続性の裏付け
まずは最寄りの出入国在留管理局に相談し、専門家の助言を得ながら書類を整えることが成功のカギです。今後の在留資格維持のため、就労可能な状況になったら早期の職探しを始めましょう。